なにわ男子道枝駿佑(20)が25日、昨年7月公開の初主演映画「今夜、世界からこの世界から消えても」(三木孝浩監督)の舞台あいさつを韓国で行った。韓国では昨年11月に公開され、観客動員約97万人、興行収入約96億韓国ウォンと、実写日本映画歴代3位の大ヒット中。「みっちースマイル」で現地のファンを熱狂させた。

「アニョンハセヨ! チョヌン道枝駿佑イムニダ!(こんにちは、私は道枝駿佑です)」とあいさつ。「私は韓国語がうまくないのですが、勉強してきました。いかがですか?」と韓国語で尋ねると、黄色い大歓声を浴びた。感動と興奮のあまり言葉を詰まらせるファンもいる中、熱い思いや質問をぶつけられ、ていねいに答えていた。

前日24日に空港に到着するや、約300人のファンから熱烈に出迎えられた。2日間でソウル特別市内の5つの劇場を訪問し、計13回の舞台あいさつをこなした。「皆さんの熱量が直接伝わってきたので、めちゃくちゃ楽しい2日間でした」と感謝した。

ラストは「おかしくなりそう」「狂いそう」を意味する韓国語の「ミチゲッタ」にちなんで「これからも“ミチゲッタシュンスケ”となにわ男子をよろしくお願いします!」と笑顔でアピール。自身初の海外渡航で「初主演で初海外が韓国ということで初めてづくしの映画でした。一生忘れない日になったと思います。次は僕1人だけでなく、なにわ男子として韓国を訪れ、皆さんにライブをプレゼントしたいです」と誓った。

道枝は劇中で心優しい高校生、神谷透を演じた。ダブル主演の福本莉子(22)とともに、記憶をテーマにしたはかない青春ラブストーリーを描いた。また同作で第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)の石原裕次郎新人賞に輝き、ファンが選ぶ最高作品賞・最高演技賞との“3冠”を達成した。同作のDVDとブルーレイは2月15日に発売される。