NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の3日に放送された第86話の平均世帯視聴率が16・1%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・3%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、舞(福原遥)が貴司(赤楚衛二)に、来客用にデラシネを使わせてくれと頼む。たまたまが重なり、うめづもノーサイドも休みだった。渋る貴司だったが、来客を見て観念する。来客は、航空学校での同窓生・水島(佐野弘樹)と吉田(醍醐虎汰朗)で、大阪でたまたま一緒になり、舞のもとを訪れた。吉田は副機長、水島はスーパーの副店長になっていると聞いた舞は、大きな目標があってうらやましいと吐露する。舞を吉田と水島は励ます。

五島では祥子(高畑淳子)らのヤング釣りフェスタが大成功する。一太(若林元太)と仲良くなった百貨店に勤める百花(尾本祐菜)は、島の人々に大阪での物産展出展を提案する。

一方、悠人(横山裕)は26億円の損失を取り返すが、テレビでインサイダー取引疑惑を報じられる。