木村拓哉(50)が5日、都内で、主演映画「レジェンド&バタフライ」(大友啓史監督)大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

マスク着用の上で発声が許されており、木村が客席後方から登場すると劇場は大歓声に包まれた。木村は「久しぶりに皆さんの声を聞けることを、非常にうれしく思っています」と笑みを浮かべた。先月27日の公開から興行収入は10億円を突破。政略結婚により結ばれた織田信長(木村)と濃姫(綾瀬はるか)が真の夫婦になる姿を描き「大切な人と見てほしい。その時思っている感情を言える時にしっかり伝えることの豊かさ。僕も拝見して思いました」と語った。

孤高のカリスマ武将の役どころ。共演の中谷美紀(47)から「天下統一のために多くの人命を犠牲にしなければならなかった信長と、木村拓哉さんという大スターの孤独が重なって見えた」と評され、試写翌日に木村と岐阜城を訪れた伊藤英明(47)からも「木村さんが岐阜の町を眼下にしながら目を熱くされて、『彼らにはもっと生きていてもらいたかったな』とおっしゃった。感動しました」と伝えられた。人の絆を描く作品で、木村は「大切な方と見てくださることは、自分にとってこの上ないこと」と語った。