NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の7日に放送された第88話の平均世帯視聴率が16・1%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・0%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、雨の中、公園で倒れている男を目にした久留美(山下美月)の父・佳晴(松尾諭)は、それが悠人(横山裕)であることに気づく。佳晴は悠人を自宅へ連れ帰り、ぬれた体を乾かそうとする。そこへ久留美がたまたま帰宅する。久留美が悠人の様子を診ると低体温症になっていることに気づく。久留美は佳晴に「服を貸して」と言い、まずは悠人を温めようと看護師らしく冷静に対処する。

悠人は迎えに来ためぐみ(永作博美)と舞とともに自宅に戻る。そして父・浩太の日記を読み、「おやじ、ごめんな」と涙を流す。