5月に英ロンドンで行われる英王室のチャールズ国王の戴冠式に出席するのかどうか注目される息子のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻の子どもたちが、招待されていない可能性が浮上している。

夫妻は先日、長女リリベットちゃん(1)が洗礼式を行ったことを発表した際に今後は「王女」の称号を使うことを明かし、その後正式に称号が与えられて話題になったばかりだが、英ミラー紙がアーチー君(3)とリリベットちゃんは招待されていないと報じた。

夫妻はバッキンガム宮殿から招待状を受け取ったことを代理人が認めているが、出席するかどうかは明確にしていない。同紙によると、2人の子どもたちの招待について王室から言及がなかったといい、夫妻は子どもたちが出席できるのかどうか分からない状況だと伝えている。王室関係者は「出席するには幼すぎる」と述べており、子どもたちの出席は予定されていない可能性が出ている。

一方で、英テレグラフ紙によると、兄ウィリアム皇太子夫妻の長男ジョージ王子(9)と長女シャーロット王女(8)は出席を予定しており、末っ子のルイ王子(4)に関しては出席させるかどうか決めかねているものの、出席する可能性が高いと伝えている。

ヘンリー王子は今年1月に出版した回顧録「スペア」の中でウィリアム皇太子との対立も明かしており、皇太子夫妻の子どもたちだけが招待されれば、関係がさらに悪化することも考えられる。関係者は、夫妻が正式に招待を受けることを表明した時点で、子どもたちの出席は議論されるだろうと述べている。

戴冠式が行われる5月6日はアーチー君の4歳の誕生日であるため、夫妻が出席する場合は子どもたちも一緒に渡英する可能性が高く、王子と王女の称号を得た2人が新たな火種となるかもしれない。(ロサンゼルス=千歳香奈子)