来月3日にスタートするNHK連続テレビ小説「らんまん」主演の神木隆之介(29)と、同月1日に放送終了する「舞いあがれ!」のヒロイン福原遥(24)が17日、東京・渋谷の同局でバトンタッチセレモニーを行った。

神木が演じる植物学者・槙野万太郎が通う東京大学植物学教室を模したセットで開催。福原は撮影を振り返って「本当に1年間、出演者やスタッフの皆さんと一生懸命に走ってきたので、今は少し『舞いあがれ!』ロスになっています。私自身、皆さんと出会えたことが本当に私の一生の宝物だと思っております。『舞いあがれ!』という作品は、どんなに向かい風を受けてもそれに負けずに、諦めずに、ずっと頑張っていればすばらしい景色を見ることができるという思いをすごく感じた作品でした。私自身もこの作品で学んだことを胸に頑張っていきたいなと思っています」とコメントした。

福原はこれから迎える最終週の見どころについて「舞は、結婚して子どももいてどんどん成長していますが、舞自身が昔から持っている『空へのあこがれや夢』はずっと失うことなく持ち続けています。舞は絶対に諦めないと思うので、ぜひこれからどういう展開になるのか、どういう夢をかなえていくのか、そこを楽しみに待っていただけたらうれしいです。よろしくお願いします」としている。

恒例のプレゼント交換では、福原から神木へは「らんまんの番組ロゴをデザインしたサインボード」、神木から福原には「『らんまん』の物語のモデルとなる牧野富太郎博士ゆかりの植物でつくった花束」が贈られた。神木は「『らんまん』の主人公のモデルが植物学者・牧野富太郎さんということで、『舞いあがれ!』撮影お疲れさまでしたの気持ちを込めて花束を用意しました。福原さんの誕生月(8月)のお花であるトルコキキョウと牧野博士の愛してやまなかった桜を手すきの土佐和紙で束ねています。その中に『舞いあがれ!』のモチーフでもある紙飛行機と「らんまん」の舞台地である高知県のイメージキャラクター”くろしおくん”を忍ばせてみました。撮影を終えられた福原さんにとって、癒やしのプレゼントになればと思います」とメッセージ。

福原は「感動しすぎて言葉が出ないです。ものすごく感動しています。すごい愛を感じます。本当にありがとうございます!いただいた花束は飾って、家宝にしたいです。(花束のなかにある)ぬいぐるみなどはお部屋に飾って、『“くろしおくん”を探せ!』みたいなことをしたいと思います」と喜んだ。