米大物司会者オプラ・ウィンフリー(69)が、米CBSテレビの朝の情報番組に出演し、友人のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が5月に行われる父チャールズ国王の戴冠式に出席すべきかどうか問われ、「相談は受けていない」と語った。ウィンフリーは、2021年に夫妻が王室を離脱して米カリフォルニア州に移住後初となるインタビューを行い、妃から王室で人種差別的発言を受けた話を聞きだしたことで知られる。

ウィンフリーは番組の共同司会者でタレントのゲイル・キングから世間の注目を集めている戴冠式問題について問われ、「自分たちと家族のために最善だと思うようにしたら良いと思う。それが私の考え。自分たちにとって何が一番いいのか。結局はそれにつきる」とコメント。加えて夫妻からこの件に関して、意見を求められてはいないと笑った。

ウィンフリーは18年に夫妻が結婚した際には結婚式にも招待されており、現在はご近所暮らしをしている。夫妻が王室離脱を発表した際には、「王子は家族のために必要なことをしただけ。それに対して他人が何か意見する権利は誰にもないと思う」と決断を支持すると表明していた。

夫妻は5月6日に英ロンドンで行われる戴冠式の招待状を受け取ったことを認めているが、出席するかどうか明確にしておらず、王室と対立を続ける中で招待を受けて渡英するのかどうか注目が集まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)