NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の27日に放送された第122話の平均世帯視聴率が14・8%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は8・2%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、2020年1月。貴司(赤楚衛二)をパリに送り出した舞は翌朝、娘・歩(安井姫壱)を保育園へ連れて行き、空飛ぶクルマを開発している刈谷(高杉真宙)の会社へ向かう。舞は開発のアルバイトに、舞と貴司が五島で出会った少年で大学生になった朝陽(渡辺蒼)を連れてくる。

めぐみ(永作博美)はIWAKURAの社長業の引継ぎに、祥子(高畑淳子)はデラシネの店番へと家を出ていく。

一方、パリに向かった貴司は、八木(又吉直樹)と再会し、短歌を詠めなくなった苦悩を打ち明ける。八木はそっと貴司を1人にして、部屋を出て行く。