テレビ東京を3月いっぱいで退社する森香澄アナウンサー(27)が25日、同局系競馬番組「ウイニング競馬」(土曜午後3時)に出演し、涙で番組卒業のあいさつをした。

エンディングで森アナの卒業が伝えられると、武豊騎手からのメッセージがVTRで流された。武は「一番最初、栗東でお会いした時、すっごい眠そうな顔してるなと思って、『大丈夫かな』と思ったけど。元々眠そうな顔してるってことも分かって」と笑った。森アナが武へのインタビューで競走馬を「お馬さん」と呼ぶ場面も流され、武は「もちろん競馬のこととか知識は薄かったと思いますけど『初々しいな』というインタビューが多かったですね」と振り返りながら「どんどん成長していってる姿を拝見して『さすがだな』と思いました。また何か仕事でお会いできればと思っていますので、その時は、またぜひよろしくお願いします」とエールも。「卒業おめでとうございます。お疲れさまでした」とねぎらった。

武からのVTRに、MC席の前に立った森アナは目を真っ赤にして涙。「本当に豊さんには最初のインタビューのころからお世話になりまして、どんな質問をしても、しっかり答えてくださって、本当にありがたかったです。ありがとうございます」と頭を下げた。

ジャングルポケット斉藤慎二から「担当した3年間振り返ってみて、いかがでしたか」と聞かれると、森アナは「本当に最初は競馬のことが分からなくて、皆さんが呪文を話していると思ったくらい、何がなんだか分からないところからのスタートだったですし、(入社)1年目だったというのもあって、生放送もほとんど初めての状態からスタートしたので、本当に斉藤さん初め、大久保(洋吉)先生、虎石(晃)さん、キャプテン(渡辺)さんに助けて頂いて、やっとここまでこれたなと思います」と回想した。

森アナは声を詰まらせながら「コロナ禍というところで担当したので、なかなか取材に行けなかったというのがもどかしい部分もあったんですが、だからこそ、テレビで、中継を通じて競馬をお届けするということの重要さもというのも、あらためて感じられたと思います」と続け、「本当にご覧頂いたみなさん、ありがとうございました」とあいさつ。SNSの発信でも人気の森アナらしく、乃木坂46「インフルエンサー」のBGMの中、花束を受け取り感極まった表情をみせた。