武田真治(50)が27日、都内で行われたミュージカル「ファインディング ネバーランド」(5月15日~6月5日、東京・新国立劇場中劇場など)の制作発表で、名作「ピーターパン」で12年に演じて以来、12年ぶりにフック船長ことチャールズ・フローマンを演じる思いを語った。

制作発表の冒頭で、今作の主人公で「ピーターパン」の作者である劇作家ジェームス・バリを演じた山崎育三郎(37)と、シルヴィア・デイヴィス役の濱田めぐみ(50)と子役が「ネバーランド」「行くべき場所」「足元が揺れるとき」の3曲を生歌唱した。その後、山崎が「ミュージカルの本読みで涙を流したのは初めて…とにかく泣ける」と語る一幕があった。

その流れを受けて、武田は「美しく日本語に訳された訳詞は、メロディーに負けないくらい素晴らしい。僕も涙してしまった…このデリカシーの、なさそうな僕が、ですよ。育三郎さんの横で、耐えられなかった」と熱く語った。

その勢いからか「何を指すべくもなく、聞き流していただきたいんですけど…ミュージカルで、たまに何のメロディーもないまま、説明ぜりふみたいなのがある。そういうのがないです」とまで口にした。

武田は、山崎から「僕は知らないです」と突っ込みが入ると、「裏切り者!」と苦笑い。「本当に、どれもシングルカットされるべき、素晴らしい楽曲が並んでいるのが最大の魅力」と楽曲の素晴らしさをアピールした。

そして「個人としては12年以来、12年ぶりにフック船長を演じる。今回は、バリのクリエーティビティーが常識を超える時、それを導く彼のダークな一部分として現れる」と役どころを説明。「登場の仕方が本当に格好良い。魅力として、そこを付け加えさせてください。一生懸命、頑張ります!!」と意気込んだ。