TBSは29日、東京・赤坂の同局で定例社長会見を行った。大きな盛り上がりをみせたWBCの次回26年大会の放送について編成担当の瀬戸口克陽局長がコメントした。

今大会、同局はテレビ朝日とともに放送権を取得し、全試合で平均世帯視聴率40%超えを記録する(ビデオリサーチ調べ、関東地区)など、大反響となった。一方で、放送権の高騰によって、地上波でのスポーツ中継が難しくなっていることも問題となっている。

次回大会で、放送権を取得するかについて、瀬戸口編成局長は「個別の放送権の取得に関しては編成上の総合的な判断ですので、詳細についてはお答え控えさせていただければと思います」というにとどめた。

また、同局が21日午前に放送した準決勝メキシコ戦で、試合の映像と放送席からの音声に微妙なタイムラグが起き、SNS上などで話題となった。国際映像を使用したことで、現地の実況、解説との音声にラグが生じたという。瀬戸口編成局長は「視聴者の皆さまにはご迷惑おかけして、申し訳ございませんでした」と謝罪。「お言葉をいただいたことは、きちっと受け止めて、今後の番組制作に生かしたい」と話した。