光学作画の第一人者として多くの特撮作品で活躍した飯塚定雄さんが24日午前9時10分に誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去したと30日、アニメ特撮アーカイブ機構が発表した。88歳だった。葬儀は家族葬で執り行われる予定だという。

飯塚さんは東宝撮影所のアルバイトとして「ゴジラ」(1954年)から「空の大怪獣ラドン」など映画の美術助手を担当。1957年ごろ円谷英二さんに光学作画の担当をすすめられ、円谷プロで「ウルトラマン」のスペシウム光線など光学作画の第一人者となった。その後、自身でデン・フィルム・エフェクトを設立。近年では「シン・ウルトラマン」で光学作画を担当した。