「ブルゾンちえみ」の芸名で活動していた元お笑い芸人でタレントの藤原史織(32)が31日、YouTubeチャンネルで最後の生配信を行い、ファンに別れを告げた。

藤原は24日に公開したYouTube動画で、3月31日をもって同チャンネルを閉鎖することをテロップで報告。「嫌だ、とか、辛い、とか そういったマイナスな気持ちで、今回の決断に至った訳ではない」と前置きした上で、「今、私はことに一区切りつけているところです」とした。

新型コロナウイルス禍による閉塞(へいそく)感が薄れはじめ、自身の心境も次第に変化してきたという。「無意識でしょってるものをいったん全部下ろして 1からスタート、生きてみたい気持ちになりました」と現在の心境を明かし、ファンに感謝するとともに、「めっちゃ楽しかったな 寂しいな でも卒業式のような寂しさだけではない、スガスガしさと きっとまた会えるという希望のある晴れやかな気持ちです。みなさん またお会いしましょう!また会う日まで!」としていた。

インスタグラムなどSNSも閉鎖し、ファンから心配や動揺する声があふれていた。そこで31日にYouTubeチャンネルで最後の生配信を行う予定だったが、システム上のトラブルなのか、配信が行えず、チャットでファンと交流し、別れを告げた。

しかしなぜか最後に数分間だけ映像と音声がつながり、あらためてファンと交流。「まあ、フラッと帰ってくるかもしれませんし、全然帰ってこないかもしれません。そこはいつものようにゲリラでよくわからない。こんなに『さよなら』って言っておきながらフラッと帰ってきたりすることもあるかもしれない」とし、「みなさん本当にありがとうございました」と感謝した。

また、概要欄でも「改めて、みなさん、本当に、ありがとうございました!」と感謝し、「ここでのことは、絶対に忘れない。そして、頑張って、生きる。守りたいものを、守る。楽しいこと、好きなこと、面白いと思うこと、そんな自分が大切にしたいことを、ちゃんと守って、生きたい。ありがとうと何度言っても終わらない。いつものLiveのようですが、ほんまのこれで一度、終わりの言葉、とさせてください」と締めくくった。

藤原は、後輩お笑いコンビのブリリアンと組んだユニット「ブルゾンちえみ with B」でブレークしたが、2020年3月に所属事務所を退社し、ブルゾンちえみとしての活動を終了。イタリアへの留学と本名の藤原史織として活動することを発表していた。