ミュージカル俳優加藤和樹(38)韓国人バイオリニストKoN、俳優吉高志音(23)がこのほど、初のジョイントコンサート「Kaz♪KoN2023」を開催した。

KoNが日本でCDデビューするきっかけになった12年のフジテレビ系ドラマ「赤い糸の女」で加藤と共演。2人は親交を深め、互いに日本と韓国を行き来する間柄。いつか一緒にコンサートをしたいという2人の友情が実現したのが、今回のコンサートだ。

ミュージカル「Romeo&Juliet」から「世界の王」を3人が日本語で歌唱しながら登場。加藤が「みなさま、今日はKaz♪KoNへようこそ!」とあいさつすると、KoNも「みなさまこんにちは!KoNです。皆さんに会いたかったです!元気にしていましたか?」と日本語であいさつ。吉高も「初めてのコンサートデビューで緊張してます。緊張してしているんですけど、今日は楽しんでいってくれればと思います」と話すと、会場は温かい雰囲気に包まれた。

ソロコーナーでは、吉高が韓国のオリジナルミュージカル「マタハリ」より「普通の人生」を、加藤と「二人の男」を歌唱。KoNがミュージカル「Frankenstein」より「Regret(日本名・後悔)」を歌唱した。

これは「Frankenstein」の作曲家でKoNの友人でもあるイ・ソンジュンさんが、加藤とコンサートをやるならぜひ歌ってほしいとリクエストがあった曲だった。さらに、加藤はミュージカル「Jack the Ripper」から「こんな夜が俺は好き」を熱唱した。

その後、加藤は「ここからは僕も韓国で観劇した韓国オリジナルミュージカル『Paganini』の世界を少し披露して頂きます。そしてKoNさんのバイオリンをお楽しみください」と話すと、KoN「I want to live」「Devil’s trill-la Campanella」「Last Selection」で、歌とバイオリンを織り交ぜたて3曲を披露すると、吉高は「袖で聴いていて、口が開きっぱなしで驚いていた。こんなにバイオリンと歌を巧みに扱って表現できるんだ、すごくいいなと思いました」と感動しきり。加藤も「僕も韓国に見に行った時は客席で聴いていたけど、こんなに近くで生で聴けるのと、演奏しているKoNさんがかっこよすぎました」。

最後は加藤がミュージカル「phantom」から「Where In the World」を、KoNがミュージカル「Jekyll & Hyde」から「This is moment」を歌唱。KoNが加藤とデュエットしたいとリクエストした、ミュージカル「Frankenstein」より「In your Dream」を韓国語で息の合った初デュエットを披露し、会場を魅了した。

吉高は「今日は本当にありがとうございました。何回も言いますが、初のコンサートでこんなにも先輩方と歌うことができて本当に幸せでした。」。加藤も「頑張っていれば、こういうステージに立てるんだと、ひしひしと感じています。10年前に共演した韓国の友達のKoNさんと一緒にコンサートで歌を歌える、そしてそれを応援してくださっているみなさまに聴いて頂ける事にうれしく思います。本当にありがとうございました。」。KoNも「本当にみなさまとコンサートがご一緒できて幸せでした。和樹さんと10年の時を経て一緒にステージができて幸せでした。本当にありがとうございました」。

ラストは3人でアンコール曲「Kinkyboots」より「Raise you UP」を歌唱。観客も総立ちで盛り上がった。

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