俳優水谷豊(70)が23年ぶりに舞台出演する話題作「帰ってきたマイ・ブラザー」(4月1日から)のフォトコールが31日、東京・世田谷パブリックシアターで行われ、水谷、段田安則(66)、高橋克実(61)、堤真一(58)がおそろいのタキシード姿で歌唱シーンを披露した。

かつて一世を風靡(ふうび)しながら表舞台から姿を消した4兄弟コーラスグループ「ブラザー4」の復活劇を描いたハートフル・コメディー。この日は、物語のカギを握るオリジナル曲「マイブラザー」がお披露目された。

息の合った歌声とステップに手応え十分の水谷は「23年ぶりの舞台でどうなることやらと思ったが、共演の弟たちが素晴らしく、途中から何も心配がなくなった」と笑顔。「あー、もういつやめてもいいです」としみじみと感激し「これから始まるんだけど」と笑わせた。段田も「歌がいいので、ひょっとしたらこの歌でレコード大賞」と自信をみせた。

高橋は、あこがれの水谷豊との舞台共演に「豊さんと『相棒』で共演したことはあるが、けいこ場での豊さんを見れるのはなかなかお得な感じでした。本番ではうっとりするのを気をつけたい」。堤も「小学校の時に『熱中時代』をずっと見ていた。小学校の自分に『この人と一緒の舞台に立つぞ』と言ってあげたい」と話していた。

東京公演は世田谷パブリックシアターで4月1日から同23日まで。以降、名古屋、大阪、福岡、西宮、新潟、札幌、仙台、京都で公演。