南沙良(20)が1日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、米映画「ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り」(ジョン・フランシス・デイリー&ジョナサン・ゴールドスタイン監督)公開記念舞台あいさつで「友だちが少ない」とサラッと明かし、客席を笑わせた。

南は劇中で、自然の化身のドリックを演じた米女優ソフィア・リリス(22)の日本語版の吹き替えを担当し、声優に初挑戦した。司会の映画パーソナリティー伊藤さとりから、前日3月31日に公開されたことを受けての反響を聞かれると「私は…反響、全然なくて。友だちが少ないというのもあるんですけど」と答えた。そして「感想が楽しみで、ここにいます」と客席を見詰めた。

22年は、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演し、主演映画「この子は邪悪」も公開。今年も、1月期のフジテレビ系月9ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」にもレギュラー出演と活躍が続く。それでも初挑戦の声優業は「もちろん、緊張します。声だけで表現する難しさ…声優さんは、改めて、すごいと実感した。素晴らしい、そうそうたる方がいらっしゃる中、足を引っ張らないよう、引っ張らないよう…緊張しました」と緊張したという。

主人公・エドガンを演じる米俳優クリス・パインの声を担当した声優の武内駿輔(25)からは「(声が)合ってましたよね」「声優の理解度が高く、声優、女優関係なしにいいものを作ることが出来たと思う」とたたえられた。南は「優しい。うれしいですね」と喜んだ。

全身を使って演じる、女優業との違いを聞かれると「役作りとか、あまり準備しなくて、現場の空気感を大事にしているので、今回も、していない」と振り返った。武内から「ラフな会話感がキーになっている。初挑戦かつコロナ禍で1人で取られた。大丈夫でした? どういう感覚ですか?」と聞かれると「意外とスッといけましたけど、普段と全然違うので、驚くことばかりでした」と言いつつ「気持ち的に何も考えてない」と笑った。

南は映画の今後について聞かれると「純粋に面白く、ワクワクして、皆さんに早く見ていただきたかったので、公開できてうれしい」と笑みを浮かべた。