女優広瀬すず(24)と櫻井翔(41)が12日、都内で公開中のダブル主演映画「ネメシス 黄金螺旋の謎」(入江悠監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。

横浜の探偵事務所ネメシスを舞台に、広瀬演じる天才的なひらめきを見せる探偵助手の美神アンナと、櫻井演じる自称天才探偵のポンコツ探偵・風真尚希が事件の謎に迫る。2021年(令3)4月期に日本テレビ系で放送された連続ドラマの映画化。

アンナはインドの武術カラリパヤットで、元K-1世界王者・魔裟斗(44)演じる冷酷なジッポ男と格闘する。広瀬は「いろいろな人に『あの魔裟斗さんと戦えるなんてすごい』と言われた。アクション、どうこうより、向かってくる圧がすごかった。雰囲気だけはメラメラ、負けない気持ちでやってました。魔裟斗さんに『目強いね』って言われました」。

魔裟斗は「ぼくも、いろいろな人からうらやましがられました。K-1で63戦、戦ったけど、あれほど緊張した戦いはなかった。どれくらい(の強さ)でやったらいいのかと思ったけど、向き合ったら『女優さんは男なんだ』と思った。今は優しいパパなんですが、現役の事を思い出してやりました。後ろから首を絞めるシーン、ちゅうちょなくいけましたからね」と振り返った。

櫻井は「現場では、すごくバチバチやってました。2年前の連続ドラマの時から作品を愛してくれる人がたくさんいるんだなと実感できました。すずちゃんとは、5年前の映画『ラプラスの魔女』で初めて共演して以来。この5年、櫻井翔の映画史は“広瀬100%”でした」。広瀬は「こんな楽しい先輩はいませんでした。また、5年後に“広瀬200%”に出来るように頑張ります」と話した。

他に江口洋介(55)勝地涼(36)入江悠監督(43)が出席した。