井ノ原快彦が主演するテレビ朝日系ドラマ「特捜9 season6」(水曜午後9時)の第5話が3日に放送され、平均世帯視聴率が10・0%(関東地区、速報値)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は5・7%だった。

前回の世帯は10・5%、個人は6・0%。

18年にスタートした人気シリーズの第6弾。井ノ原演じる特捜班主任の浅輪直樹を中心に、個性派刑事が難事件解決に挑む。

◆第5話のあらすじ

居酒屋チェーンの社長・城川太一(戸井勝海)が殺されたと聞き、浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は現場へ。しかし臨場したところ、なんと“遺体がない”ことが発覚する。

通報者で城川の秘書・紺野亜由美(我妻三輪子)によると、朝から社長と連絡が取れなかったため、スマートフォンの位置情報を頼りに付近を探し歩き、路地裏に大量の血だまりと城川の携帯電話を発見。動転して「殺人事件が起きた」と通報してしまったという。その後、事件の夜、何者かがスーツケースを引いて歩くような音を耳にしたという近隣住民からの証言も浮上。犯人は殺害後、スーツケースに入れて遺体を運んだのだろうか。

まもなく、妻・早紀(片岡礼子)や専務の槇村俊平(大迫一平)の話から、城川は最近、生物学者・小田嶋博史(水橋研二)の研究に興味を持ち、1億円も投資していたことがわかる。小田嶋は不老不死の能力を持つクラゲを研究しており、そのメカニズムを人類に転用できないかと模索していた。さらには、おしどり夫婦のイメージで知られていた城川夫妻の仲が実は冷え切っており、城川が数々の秘密を抱えていたことも明らかになる。