2016年に急死した米女優キャリー・フィッシャーさんが米SF映画「スター・ウォーズ」シリーズで着用したレイア姫の衣装が競売にかけられることが分かり、200万ドル(約2億7000万円)の値がつくと予想されている。

米ニューヨーク・ポスト紙によると、来月28日から30日の予定で米ロサンゼルスで行われる映画やテレビの小道具や衣装が出品される競売で、初出品されるという。今回出品が決まったのは1977年に公開された「スター・ウオーズ エピソード4/新たなる希望」で着用した真っ白い中世風のドレスで、英国の撮影スタッフが記念品として持ち帰り、自宅で45年間保管していたものだという。同作で着用した他の衣装の多くは破棄されており、30年に渡って同作に関連するグッズを収集するコレクターは、「最もエキサイティングな発見の1つ」と述べている。

競売では、他にも「ダークナイト」(08年)で俳優クリスチャン・ベールが実際に使用したバットマンの乗り物「バットポッド」に200万ドルの高値が付くことが予想されている。また、「ブレードランナー」(82年)や「グラディエーター」(2000年)などで使用された衣装なども出品予定だという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)