タレントで前参院議員の水道橋博士(60)が1日までにツイッターを更新。松井一郎前大阪市長から名誉毀損(きそん)で損害賠償を求められていた訴訟で控訴した思いをつづった。

水道橋博士は、自身と松井氏の双方が控訴したことを報じた記事を貼り付け、「昨年は議員辞職と体調不良で一審は満足に戦えなかった。スラップ訴訟の実弾で我が家の経済は裁判費用で追い詰められている。家族のため息と共に思わずギブアップしたくなる。白旗をあげたくなる」と吐露しつつ、「でもでもでも……でもやるんだよ!!!!!何度でも窮地から立ち上がるつもりだ」と意気込みをつづった。

水道橋博士は昨年2月、松井氏の過去について第三者が触れたYouTube動画を自身のツイッターに引用して紹介。これに対し松井氏がツイッターで「水道橋さん、これらの誹謗中傷デマは名誉毀損の判決が出ています。言い訳理屈をつけてのツイートもダメ、法的手続きします」とし、慰謝料など550万円の損害賠償を求めていた。

5月16日の判決で大阪地裁は水道橋博士に110万円の支払いを命じたが、代理人弁護士を務めた立憲民主党の米山隆一衆院議員が控訴の意向を示していた。