60年代には故横山ノックさんらと「漫画トリオ」として活躍し、のちにテレビ司会者として関西を中心に絶大な人気を誇った元タレント、上岡龍太郎(本名・小林龍太郎)さんが5月19日、大阪府内の病院で、肺がんと間質性肺炎のため亡くなった。81歳だった。引退後の窓口だった米朝事務所が発表した。

同事務所に所属する桂ざこば(75)がコメントを発表した。全文は次の通り。

長いことお目に掛っていませんが、お元気にされてると思ってましたのでとてもショックです。

お芝居でご一緒したときに、「普通は役を演じるねんけど、ざこばさんの場合は役を自分のところに引っ張って来て、登場人物そのもののように思えるわ」を仰って下さいました。

上岡のお兄さんは大好きな方でしたが、皆でワーワー言ってても、どこかでこれ以上入ってはいけないように、なぜか僕が勝手に感じていました。もちろんご本人はいつもカッコ良く自然体で、そんなことは考えてなかったでしょうね。また寂しくなります。(原文まま)