60年代には故横山ノックさんらと「漫画トリオ」として活躍し、後にテレビ司会者として関西を中心に絶大な人気を誇った元タレント、上岡龍太郎(本名・小林龍太郎)さんが5月19日、大阪府内の病院で、肺がんと間質性肺炎のため亡くなった。81歳だった。

歌手の小林幸子(69)は2日、新潟・十日町市の「越後情話立浪部屋ファーム」でブランド米「越後情話」の田植えセレモニーに出席して、親交のあった上岡さんをしのんだ。

「引退なさる前は、よく番組で一緒になりました。漫画トリオの頃から、よく見ていましたが、理性的で言葉の神様のようなすばらしい方でした。歴史から何から全部、博識でものをよく知っていて、それを一瞬のうちに言葉にできる方でした」としのんだ。

20年に81歳で亡くなった歌手で「喝采」「北酒場」などの作曲家中村泰士氏と3人で、よくお酒を飲みに行ったという。「仲が良くて、よく飲みました。飲みの席では芸能の場とちょっと違って、遊び人風でかっこよくて、よくもてました」と振り返った。

そして「知り合いが亡くなるのは嫌ですね。それが年齢を重ねたということ、つらいですね」と話した。