元宮崎県知事、衆議院議員でタレントの東国原英夫(65)が4日、ツイッターを更新。芸能人らを脅迫したなどとして、警視庁が逮捕状をとった元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)容疑者(51)が同日、アラブ首長国連邦(UAE)から成田空港に帰国する飛行機に乗ったことが判明したことに、すかさず反応した。

東国原は「『ガーシー容疑者が現在、UAEから成田に向かっており、帰国次第、警視庁が逮捕の方針』という報道。一部の人間はこれまで『ガーシーは一生帰国しない』『ガーシーは逃げ切る』と言っていたが。ガーシー容疑者に一体何があったのか」と投稿。帰国せず国外逃亡を続けるなどの見立ても報じられていた、ガーシー容疑者の突然の帰国の裏に何があるかに興味を示した。

ガーシー容疑者をめぐっては、警視庁が逮捕状を取り、UAEに滞在中とみられる同容疑者について、国際刑事警察機構(ICPO)に国際手配を要請。パスポート(旅券)は外務省が4月13日を期限として旅券返納命令を出しており、ガーシー容疑者同月12日に、日本領事館に旅券返納の意思を持ちながらも紛失した事実を伝えたとインスタライブで報告。警察の紛失届などの必要書類を届けて「返納したということになる」としていた。

一方で、日本が犯罪人引渡条約を結んでいるのは米国と韓国だけで、強制送還に至るにはUAE政府との合意が必要とみられていた。また、21年度末の時点で国外逃亡した被疑者699人に対し、摘発数は28人(警察庁)で約4%にとどまっており、ガーシー容疑者の国外逃亡の可能性も指摘されていた。