神木隆之介が主人公、牧野富太郎を演じるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~金曜)の8日に放送された第49話の平均世帯視聴率が16・4%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・5%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第29話の17・5%。

108作目の朝ドラで高知出身の植物学者、牧野富太郎の人生をモデルにしたオリジナルストーリー。体が弱くいじめられがちだった少年・万太郎は植物の魅力にとりつかれ、秘めた才能を発揮。野山を歩き回ることで丈夫な体を手に入れる。小学校中退という学歴にもめげず、独学で植物学をきわめ、東京帝国大学植物学教室の門をたたくことになる。ヒロインは万太郎を支える妻の寿恵子を浜辺美波が演じる。あいみょんが主題歌を担当しタイトルは「愛の花」。宮崎あおいが語りを務める。各週のサブタイトルには物語内で描かれる花の名前が付けられる。

あらすじは、万太郎(神木隆之介)が大畑(奥田瑛二)の印刷所に通い始めて3週間が過ぎ夏になった。万太郎に嫌われたと思っている寿恵子は、万太郎に会うことができず、寂しい思いを募らせていた。そこで母まつ(牧瀬里穂)に「待つのがつらいなら、やめなさい」と説得され、意を決して大学へと向かうことにした。植物学教室をのぞくと波多野(前原滉)や藤丸(前原瑞樹)らと楽しそうにする万太郎の姿があった。その姿を見た寿恵子は、何も言葉をかけず教室をあとにした。白梅堂に戻ると母まつに「槙野さん、待つのやめる。私と会わなくても平気だった」とだけ告げて、部屋に戻った。一方、万太郎はついに岩下定春(河井克夫)から石版印刷を教えてもらうことになった。