結成16年以上の漫才師で争う「THE SECOND~漫才トーナメント~」で優勝したギャロップが8日、都内で、吉本興業主催「THE SECOND LIVE~同争会~」に出演し、漫才を披露した。

出ばやしと同時に舞台へ上がると、この日一番の歓声で迎えられた。林健(45)が恒例のツカミ「みんな生えすぎちゃいます?」発射で場内は一気に沸騰した。

その後はギャロップが予選、1点差で倒したラフ次元、グランプリファイナル準々決勝で撃破したテンダラーの3組でフリートークを行った。

テンダラーとの関西ダービーを振り返り、ギャロップ毛利大亮(41)は「戦うのは嫌やった。最悪決勝だったら」と本音を吐露した。さらに「(テンダラー)倒すことができたら、経験値がすごいから。関西の看板だから」とテンダラーに勝った以上は優勝を意識していたことを明かした。

一方のテンダラーの浜本広晃は「芸歴重ねる方が心臓に悪い。先輩に向かっていくほうが楽」と言い、追われる立場の難しさを語った。

トークの終盤、林がスケジュールの都合で早退する際、会場の雰囲気があまりも名残惜しくないため、壇上の5人から総ツッコミをもらった。林早退後は、毛利が集中砲火を浴びた。イベント最後には、グランプリファイナル準決勝で囲碁将棋と284点で並び、3点に入れた人数で勝敗が決まるという間に、我慢しきれずモゾモゾしていた林が自らのモノマネを投入して締めくくった。

この日、所属の事務所の垣根を越えた「THE SECOND」32強進出コンビのうち9組が集結した。

 

◆出演者 テンダラー、シャンプーハット、マシンガンズ(太田プロダクション)、ギャロップ、かもめんたる(サンミュージックプロダクション)、囲碁将棋、ガクテンソク、ラフ次元、ランジャタイ(グレープカンパニー)、MC:ゆにばーす川瀬

 

◆ギャロップ(吉本興業 大阪 所属)03年12月結成。林健(はやし・たけし)1978年(昭53)5月17日生まれ、大阪市出身。45歳。ボケ担当。立ち位置は向かって左。毛利大亮(もうり・だいすけ)1982年(昭57)4月11日生まれ、京都府出身。41歳。ツッコミ担当立ち位置は向かって右。

 

◆テンダラー(吉本興業 大阪 所属)94年結成。白川悟実(しらかわ・さとみ)1970年(昭45)11月1日生まれ、大阪市出身。52歳。ツッコミ担当。立ち位置は向かって左。浜本広晃(はまもと・ひろあき)1974年(昭49)2月15日生まれ、大阪・堺市出身。49歳。ボケ担当。立ち位置は向かって右。