総合格闘家の皇治(34)が22日、TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)にゲスト出演した。
パーソナリティーの生島ヒロシ(72)は空手松濤会流、極真空手の経験を持ち“芸能界けんか最強”の候補にも挙げられ、格闘技に精通している。
その生島から「皇治くんは格闘界の中でもNO.1のトークですからね」と振られると、皇治は「ま、一番強いとか、一番カッコいいとか…。そういうのは、あんまり胸張って言えないですけど。一番モテて面白いのはオレですよね。はい、そこは胸張って言います」と切り返した。
プロ格闘家になろうと思ったのは中学3年の時。それまではサッカーが好きで自信もあったが、チームプレーの限界を知り「勝っても負けても自分のせいに出来る」格闘技の世界へ飛び込んだ。
生島が「最初のジムはどこですか?」と聞くと、皇治は「豊中ジムと言って、マジで『あしたのジョー』よりもボロボロの工場ですよ。そこで僕、けんかは自信あったんで。で、行ったらもうボコボコにされて…。それで悔しくて、ここはやり返さんとカッコ悪いと思って、次の日にやり返しに行って…。もちろん、やり返しはできなかったけど『根性あるやん』ってなって。そっからですよね。だから、負けて全部始まってますんで」と答えた。
皇治は13年に「Krush.26」でプロデビュー。神戸翔太に判定負けした。
「このまま、引っ込まれへんと思って、やり返してやろうと思って次、勝って。その負けて勝ってを繰り返して今があるんで。負けてからです。全部。おれの始まりは。人生、負けてからですよ」と振り返った。 皇治の力強い言葉に生島も「いいですね! 人生、負けてから!」と絶賛した。
皇治は「人生、泣いて生まれて来るわけですから。笑って生まれて来るヤツはいないわけですから。オレの始まりは全て、泣いて始まっている」と熱く語った。
そのほか、ボクシング世界5階級制覇王者フロイド・メイウエザーのボディーガードのジジに勝利し、来年はメイウエザー本人と戦いたいという夢やロールスロイスの「カリナン」を購入、時計も数千万円クラスを所持しているという話も披露した。
皇治は、今年4月に食品の運送に特化した「ノコノコ運送」を設立、7月から営業を開始して、初月から月商1000万円を達成した。29日には「ノコノコ運送」親会社の「山口運送株式会社」の山口達弘専務取締役とともに出演。事業家としての夢を語る。