ジャーナリスト田原総一朗氏(89)が27日までにX(旧ツイッター)を更新。関西の名物パーソナリティー浜村淳(88)のMBSラジオ「ありがとう浜村淳です」(月~金曜午前8時)が来年3月末で終了するとの発表を受け、「貴重な話しが詰まっている番組がなくなるのは勿体無い事だ」と思いをつづった。

田原氏は、同番組が放送開始から丸50年で幕を下ろすことに、「とても残念だ」と吐露。「浜村淳さんは僕と同じ学年で戦争を知る世代だ。戦争は絶対にしてはいけないと言う強い気持ちをもち、放送の中でも戦争体験をたびたびお話しされている。そして日本の戦後芸能史の生き字引で浜村淳さんしか話せない貴重な話しが詰まっている番組がなくなるのは勿体無い事だ」と惜しんだ。

浜村は25日に会見を開き、「あと50年やりたかったが、生放送はどんな事故が発生するか分からない。来年89歳にもなるので、認知症を発症するかもわからない。50年ひと区切りということになりました」と語った。昨年11月の放送では、女優松原千明さんの訃報に関する発言が問題となり、「意味の取り違えをした形です。この点に関しまして、関係者のみなさま、およびリスナーのみなさまに深く深くおわびを申し上げます」と謝罪したこともあった。

田原氏は「高齢になり言い間違え、勘違いはあるが、それが人間の面白さだ。言い間違えや勘違いは訂正すればいい」とコメント。土曜朝に放送されている「ありがとう浜村淳です土曜日です」(土曜午前8時)は継続されることを受け、「こちらは何としても続いて欲しい」と願った。