ジャニーズ事務所が2日、創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題をめぐり都内で会見を行った。社名変更に伴い、関ジャニ∞、ジャニーズWESTら名前に「ジャニーズ」や「ジャニ」を冠した人気グループの今後について言及した。
質疑応答で、関ジャニ∞、ジャニーズWESTらジャニーズの名が付いたグループ等の今後について質問が出た。東山紀之社長(56)は「本当に、みんな、たくさんのファンの方に愛されてきた名前ですから本人たちも葛藤があると思うが、変えていくと聞いています。苦渋の決断をしたと思うんですがそういう形になると思う。ジャニーズと付くものは全てなくなります」とグループ名変更を明言。本人達が変えるのか? との質問には「考えているようです」と答えた。
先月7日の会見ではジャニー氏の性加害を認め、被害者に謝罪した。ただ、新社長の東山紀之は一度は社名存続の意向を明かしていた。同日以降、所属タレントを広告などに起用する企業が相次いで契約見送りなどを発表。NHKが新規出演依頼を行わない意向を発表するなど、テレビ各局のキャスティングにも影響している。先月19日、取締役会を開いたジャニーズ事務所は、公式サイトで社名の変更を示唆していた。
ジャニーズWEST中間淳太(35)は同29日、金曜レギュラーを務めるMBSテレビ「よんチャンTV」(月~金曜、午後3時40分=関西ローカル)に生出演し、名称変更への葛藤も述べながらも「それ以上に被害者からしたらもっともっと悲しい思いをしてると思う」とし「WEST全員、もう名前を変えるつもりではいます」と明かした。「事務所とも話しました。ファンの人も納得できるような名前を、模索している段階」としつつ、時期については「時間はかかるかもしれない」とも話していた。