俳優鈴木亮平(40)が25日、都内で行われた、「第15回TAMA映画賞」授賞式に登壇し、本年度最も心に残った男優に贈られる、最優秀男優賞を受賞した。 鈴木は「エゴイスト」「劇場版 TOKYO MER 走る緊急救命室」で主演を務めた。「エゴイスト」では愛とエゴのはざまで葛藤しながらも恋人とその母に注ぐ献身的な愛は繊細で切なく痛々しいほどの表現力だったと評価された。

鈴木は「『エゴイスト』は撮影期間はほんの20日程度だったんですが、全員が本当に集中して1つになって走り抜けた、ただその場で生きさせていただいた、夢のような期間でした。このように評価していただいてうれしく思います」と喜んだ。

原作者の高山真さんへも「天国にいらっしゃるとしたら撮影風景とか出来上がっているものを見て『何やってるんだ』と言われないように、文句がないとおっしゃっていただけるように撮影に臨んだつもりです」と打ち明けた。

この日は松永大司監督もお祝いに駆けつけた。「おめでとうございますという一言に尽きます。すごく準備をしてこの役に対して、当事者じゃない自分への葛藤から始まって、鈴木亮平が背負うものが大きかったと感じていたので、おめでとうにいろんな気持ちが入っています」と祝福した。

鈴木は「この映画は10年以上経たないと客観的に見られないかもしれない。演技していると忘れさせる環境をスタッフ全員で作る思いを受け取っていた現場でした」とした上で、今後についても「いかに先輩方がすごかったかを思い知る年になってきました。役者道に恥じない俳優になっていきたい。鈴木の映画を見たいと思ってもらえる俳優になりたい」と意気込んだ。