過去にネット上で殺人事件の犯人だと書き込まれ、長年に渡り誹謗(ひぼう)中傷を受けた経験を持つタレントのスマイリーキクチ(51)が30日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ネットいじめの専門家から受けた横柄な振る舞いを明かし、思いをつづった。

キクチは、「ネットいじめで有名な大学の先生」に初めて対面した際の出来事について書き出した。自身がネット上で殺人犯だとされた経験なども交えて自己紹介をするも、相手は「『そんなマイナーな事件知らん、たかが殺人犯にされた位で』と不機嫌になり、渡した名刺を紙袋に投げ入れた」という。

その振る舞いに、「正直怒りもなく、子ども達は加害者にさせない教育と環境にしないと本気で思った」と当時の心境を振り返り、「ネットの危険性を理解してくれる方々に感謝です」とつづった。

また、続く投稿では、自身の幼い子どもがネットで「スマイリーキクチ」と父の芸名で検索をして「スマイリーキクチ 殺人犯」と検索候補が表示されたといい、「まだ漢字も意味もわからないし、いつか説明しないといけないんですが。あの中傷が原因でいじめに遭ったらとか…さ。これが誹謗中傷のリアルな話」と、ネットいじめに遭った被害者がデジタルタトゥーによる“2次被害”の危険にもさらされている実情を記した。

キクチは過去に東京・足立区で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」に関与したなどとネットに書き込まれたことで、10年以上にわたっていわれなき誹謗中傷被害を受け、11年にはその経験をつづった「突然、僕は殺人犯にされた-ネット中傷被害を受けた10年間」を出版し話題になった。