歌手小沢あきこ(46)が2日、古賀政男音楽博物館けやきホールでデビュー30周年記念コンサートを開いた。

93年にシングル「帰ってきてよ」でデビューしてから27枚のシングル楽曲をリリースし、95年には社団法人日本レコード協会ゴールドシングル賞を受賞するなど着実に実績を積んできた。

この日は30周年にちなんで30曲のステージ構成。小沢の登場に200人以上のファンから「あっこちゃーん!」と大声援が飛んだ。オリジナル曲はもちろん、島倉千代子の「鳳仙花」や神楽坂はん子の「ゲイシャワルツ」などカバー曲も披露。ゲストで歌手妻吹俊哉と若杉和子が参加し、玲奈が舞踊でステージに花を添えた。

小沢はドレス、着物、芸者姿など衣装を5回も変えるなど、早着替えで楽しませた。ステージ終盤では、新曲「風恋し」の作曲を担当した合田道人がピアノで参加。アンコールで山口百恵の「いい日旅立ち」と「風恋し」を披露し幕を閉じた。

小沢は「30周年は私にとっては通過点の1つとはなるんですが、節目として感謝を伝えるステージにしたいと思いました。25周年の時と違う重みがあります。今日のステージでこんな曲も歌っていたんだなと再発見してもらえていたらうれしいです。こんな(30曲という)ボリュームではやることがなかなかないので貴重な1日になりました」と感想を口にした。

新曲「風恋し」での芸者姿について話が及ぶと「自分が芸者姿で歌うことは考えてもなかったですが、外国の方の反響がすごいんです。私の芸者姿でのSNSを見た海外の方からお声がけいただきまして、(今年の)10月にロサンゼルスとラスベガスに行ってきました。海外での公演はこれまで何度かありましたが芸者姿で歌わせていただきましたのでとても新鮮でした。たくさんの現地の方に喜んでいただけてうれしかったです。日舞や三味線もチャレンジするんですが、今後は和の芸能の世界を深めていっていつかアジアやアフリカにも行って民族楽器とかともコラボしてみたいです。」と笑顔で話した。

 

◆小沢あきこ(おざわ・あきこ) 1977年(昭52)5月14日生まれ、長野・飯田市出身。飯田市産業親善大使を務める。93年にNHK第3回新人歌謡コンテスト入賞。シングル「帰ってきてよ」で日本コロムビアからデビュー。デビュー30周年を機に、日本の伝統美を伝えるため芸者姿で記念曲「風恋し」を発売。ネット、YouTubeなどで海外からも注目される。