英王室に関する暴露本「エンドゲーム」のオランダ語版で、あるはずのないメーガン妃に対して人種差別的な発言をした王室メンバー2人の名前が記載されていた騒動で、その原因は著者のオミッド・スコビー氏側にあったと英サンデー・タイムズ紙が報じた。

メーガン妃の代弁者といわれる友人のスコビー氏は、妃が長男アーチー王子を妊娠中に「生まれてくる子どもの肌の色を懸念した王室メンバーが2人いた」と主張。その人物の名前を知っているが、英国の法律によって公表できないと説明していた。しかし、オランダ語版にその人物の実名が記されていることが発覚し、発売が中止となる騒動が起きた。

スコビー氏は「原稿に名前は書いていない」と話し、翻訳ミスを主張。一方の翻訳者は「原稿に名前はあった。加筆などしていない」と真っ向から反論。双方の主張が完全に食い違う中、スコビー氏のエージェントが2人の名前が記された草稿をオランダの出版社に送っていたと同紙が報じた。名前の入っていない最終稿がその後送られたものの、この草稿をもとに翻訳作業を進めた結果、名前が印刷された初稿が店頭に並んでしまったという。

英人気テレビ司会者ピアース・モーガン氏はその後、発言の主はチャールズ国王とキャサリン皇太子妃だったと自身のテレビ番組で暴露し、英国のみならず世界に衝撃を与えた。この件で、王室もヘンリー王子夫妻もコメントは発表していないが、スコビー氏に情報提供したのはメーガン妃だった可能性が取りざたされている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)