ピアニスト中島英寿(ひでかず=28)が11月26日、東京・大手町の日経ホールでリサイタルを開いた。

中島は昨年の第20回東京音楽コンクールピアノ部門で第1位。バロックから近代音楽まで幅広いレパートリーを誇る。

バッハの「平均律クラヴィア曲集」から始まり、音のちりばめ方に共通点があるドビュッシーの「版画」。そしてウクライナの英雄を描いたリストの「マゼッパ」でダイナミックあふれる演奏を見せた。

休息明けはショパンの静かな「ノクターン 17番」から劇的な「バラード 1番」。最後は大規模な「ピアノ・ソナタ 第2番『葬送』」で締めくくった。

◆中島英寿(なかじま・ひでかず)1995年(平7)7月11日、愛知県生まれ。名古屋市立菊里高卒後、桐朋学園大音楽部をへて、同大ソリスト・ディプロマコース在学中。2016年(平28)第7回桐朋ピアノコンペティション第1位。22年(令4)第20回東京音楽コンクールピアノ部門第1位と聴衆賞。