英王室時代に自身が設立した負傷兵士らのための国際スポーツ大会インビクタス・ゲームの2025年バンクーバー大会のプロモーションのため、14日にカナダを訪れたヘンリー王子(39)とメーガン妃(42)夫妻が、バンクーバーの空港でプライベートジェット機から降りる姿が報じられ、物議を醸している。

英デイリー・メール紙によると、夫妻は所有者不明のプライベートジェット機で14日朝に自宅のある米カリフォルニア州サンタバーバラを出発してバンクーバーに向かい、到着後にそこからさらに約55キロ離れたバンクーバー島ビクトリアに移動。飛行時間はわずか15分だったという。ビクトリアは、2020年の王室離脱前後に家族で長期滞在していた場所として知られる。

王子は王室時代から地球温暖化に危機感を示すなど環境保護に取り組んでいる一方、二酸化炭素を排出するプライベートジェット機を頻繁に利用していることから「偽善者」と非難されてきた。19年には南フランス・ニースにある友人の英歌手エルトン・ジョンの自宅を訪れるためプライベートジェットを利用して物議を醸したほか、イタリア・シチリア島で行われた気候変動会議への参加にもプライベートジェット機を使用して批判されている。また、直近では昨年10月に米ニューヨークで行われたサミットに出席した後、カリブ海の高級リゾートにプライベートジェットでバカンスに出かけたことでも非難された。

米ニューヨーク・ポスト紙は、「夫妻は自腹が好きじゃない」「いつも他人のお金」と複数の関係者の話しを伝え、カナダ行きのプライベートジェット機は無料招待だった可能性を示唆している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)