英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)が主催する第77回英国アカデミー賞授賞式が18日、英ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールで開催され、クリストファー・ノーラン監督の「オッペンハイマー」が、作品賞、監督賞、キリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jrの助演男優賞など最多7部門に輝いた。主演女優賞は、次ぐ5部門に輝いた「哀れなるものたち」のエマ・ストーンが受賞した。

授賞式では、1991年からパーキンソン病と闘う俳優マイケル・J・フォックスが、作品賞のプレゼンテーターとして車いすで登壇し、スタンディングオベーションを受けた。映画「バービー」に主演した女優マーゴット・ロビーや俳優ライアン・ゴズリングらが立ち上がって拍手を贈るなど、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。フォックスは壇上で立ち上がって、「映画が魔法だといわれるには理由があります。映画はあなたの1日を変えることができるからです。映画は時に人生さえ変えることができます」とスピーチ。「オッペンハイマー」に作品賞を授与した。

また、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」が、日本作品として初めてアニメ映画賞を受賞する快挙となった。同作は、これまでニューヨーク映画批評家協会賞やロサンゼルス映画批評家協会賞を受賞しているほか、ゴールデン・グローブ賞にも輝いている。英国アカデミー賞では、日本作品として同部門に初ノミネートされていた。

3月10日には米アカデミー賞授賞式も控えており、長編アニメ映画賞受賞に期待が持たれている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)