宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の俳優の女性(25)が昨年9月に急死した問題で、歌劇団の親会社阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長が、歌劇団と養成機関「宝塚音楽学校」の両理事を29日付で退任することが26日、関係者への取材で分かった。角氏は2014年3月から歌劇団の理事を務めており、管理責任を取る形とみられる。

阪急側は、女性へのパワーハラスメントなどがあったことを認め、角氏が遺族側に直接謝罪する意向を既に伝達している。

歌劇団側は昨年11月に弁護士による調査報告書を公表。長時間の活動などによる強い心理的負荷を認めた一方、いじめやハラスメントは「確認できなかった」としていた。遺族側の反発を受けた阪急側はその後の内部調査の結果、パワハラを認める方向に方針転換していた。

音楽学校を巡っては昨年12月に角氏が理事長を退任し、理事となっていた。音楽学校理事長の後任は歌劇団の村上浩爾理事長が兼任している。(共同)