盲目のシンガー・ソングライター佐藤ひらり(22)が29日、都内で、大学の卒業記念ライブを行った。3月に武蔵野音大を卒業し、今後は学生との“二刀流”から音楽だけの“一本足打法”となり、本格的に音楽界に羽ばたく。

生まれつき全盲で、5歳の時に音楽に目覚めた。それから音楽活動に打ち込み、東京2020パラリンピック開会式で「君が代」を独唱し、世界中に歌声を届けたことは記憶に新しい。心を包み込むような優しく、透き通る声が持ち味。この日も作詞作曲した「月灯り」「令和」など11曲を歌唱した。

ライブ後には「珍しく緊張した」と笑顔で振り返りながら、「尊敬するスティービー・ワンダーさんと共演することが夢。いつか1つのメロディーを奏でたい」と語った。

3月にはイタリアでジョイントコンサートを行う。