女優杉咲花(26)が2日、大阪市内で、公開中の主演映画「52ヘルツのクジラたち」(成島出監督)の舞台あいさつに登壇した。

原作は町田そのこ氏の同名小説で、21年の本屋大賞を受賞したベストセラー。 NHK大阪放送局制作の朝ドラ「おちょやん」(20年後期)でヒロインを務めた杉咲は「大阪は大好きな場所で『ただいま』みたいな特別な感情が沸きますね」と笑顔であいさつ。

いま大阪で一番行きたい場所は「鶴橋です」と即答し、「キムチを買いに行きたい」と話すと、会場から笑いが起こった。

本作では親に虐待された傷を抱えながら、同じ境遇の少年に希望の光をともそうとする女性を演じた。

大好きな大阪の劇場が客席が満席になり「この光景を目に焼き付けたいな」と話し、「人の痛みをすべて分かることはとても難しいことだと思う。分からないことは決して無力ではない。分からないからこそ、知ろうと思えたり、やさしくしたいと思えたりする。あきらめないで人と関わっていこうメッセージを感じられるこの作品を大切に思っています」と言葉に力を込めた。