伊東四朗(86)が5日、都内で三宅裕司(72)率いる熱海五郎一座「スマイルフォーエバー~ちょいワル淑女と愛の魔法~」(6月2日~27日、新橋演舞場)制作発表記者会見に出席した。第10回の記念公演となる今作では、喜劇会のレジェンド伊東と、2度目の出演となる松下由樹(55)をゲストに迎える。

現役喜劇役者最高齢の伊東だが、演舞場の舞台に立つのは初。伊東は、オファーを受けた際の心境について「最近の私のじじいぶり見たら、声かけるの勇気がいると思うんですけど、その性格を芝居に生かそうということでしたので。賛成しました」と語った。伊東らは魔法学校にきた定時制の生徒を演じ、伊東と都知事役を演じる松下との恋愛模様も描かれる予定。「『熱海五郎です』本当にうれしい限り。途中でせりふ忘れたりするのが怖いです」と後輩芸人たちとの晴れ舞台に感謝した。

座長の三宅は「伊東さんもご高齢なのででみんなでフォローしようと思ったけど、一座のみんなも70歳近いんです」と苦笑。降壇時には、68歳のラサール石井が、伊東に肩を貸して歩くなど、支え合う光景が見られた。

伊東は会場となる演舞場について懐古。初めて会場を訪れたのは昭和16年で「小学校にも上がらない4歳の時。猿之助さんと15代目羽左衛門の『勧進帳』を。そういうことは覚えているのに、さっきのことは忘れる」と自虐し、笑いを誘った。

共演する松下は「念願かなっての2度目の出演です。伊東さんと舞台でご一緒するのは始めてなので、思い切り楽しみたいと思います」と意気込んだ。

ほか、座長の三宅、渡辺正行(68)ラサール石井(68)小倉久寛(69)春風亭昇太(64)東貴博(54)深沢邦之(57)が出演し、東と深沢はダブルキャストとなる。