優れたデジタル・コンテンツ等の制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’23/第29回AMDアワード」授賞式が5日、都内で行われ、「THE FIRST SLAM DUNK」が「AMD理事長賞」に輝き、自らの原作を映画化し監督を務めた漫画家の井上雄彦氏(57)が登壇した。

「THE FIRST SLAM DUNK」は興行収入(興収)158億7000万円を記録し、中国、韓国などアジア各国で大ヒットとなった。同作で初めて映画監督を務めた井上氏は「まずは映画を見てくださった方々に感謝申し上げたい」とし、「見てくださった方々の心の中にポジティブなさざ波のような何かが起こっていれば、自分たちはすごくうれしいです」と語った。

また「映画が去年の8月まで上映してまして、最後の日に僕、沖縄にいたんです」と話し、「日本代表男子バスケが勝ちました。パリオリンピック出場を決めまして、女子日本代表も決めました。バスケ界に新しい風が吹いております。皆さんよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

宮城リョータ役を務めた、声優の仲村宗悟(35)は、収録の日に井上氏から「演技をしないでください」と言われたことを明かした。「声優なのにとびっくりしたんですけど、『オーディションで素のまましゃべっている声を聞いて宮城リョータだと思った』と言っていただいた」と明かした。

昨年末に発表された第36回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)で、作品が石原裕次郎賞、井上氏が、新人賞を受賞した。今年1月に行われた1日限りの復活上映のチケットは即完売となるなど、22年12月の封切りから1年以上が経過しても勢いが止まらない。