演歌歌手辰巳ゆうと(28)が9日、東京・杉並区の馬橋稲荷神社で、3月4日発売の新曲「ロンリー・ジェネレーション」のヒット祈願を行った。

整った顔立ちと王様キャラから“演歌界の王子様”と呼ばれる辰巳。今年の干支(えと)である「午(うま)年」にちなみ、王子のいでたちで白馬に乗って境内に登場した。

馬に乗るのは21年のテレビ番組以来、5年ぶり2度目。「実際に乗ってみると、あらためて目線がすごく高いんだなって思います。白馬に乗るのは初めてなので、気持ちも爽やかに前向きになれます。午年に馬に乗ることができて記念になりました」。そして「1年の初めに神社でのヒット祈願をさせていただけてすごく縁起の良い年になりそうです」と笑顔を見せた。

「ロンリー・ジェネレーション」については「ロック調の曲。午年なので“うま”く歌えるように、1年が“うま”くいくように頑張りたい」。曲のイメージに合わせて髪形を変え、髪色もアッシュグレーに変えた。「曲調や外見だけでなく変化の1年にしていきたい。今年は演歌を歌いながらも、『ロンリー・ジェネレーション』という勝負曲で『辰巳ゆうとも変わったな』と思ってもらいたい」と思いを明かした。

曲のイメージは「ギラギラ」。自身も負けないようにギラギラと輝きたい願望があるという。「1月9日に28歳になって30歳が目前。自分がちょっとずつ“おじさん”になっている自覚があるので、ギラギラしたい気持ちは一層ある。皆さんに歌も顔もビジュアルも楽しんでもらいたいんです」とアピールした。

新曲は「ロンリー-」だが、私生活ではロンリーではないという。「僕は1人っ子だったので寂しがり屋。家ではトイプードルのバス君という5歳の男の子を飼っていて2人で寄り添いながら寝ているので“ノーロンリー”です」。

新年の誓いは紅白出場の一択だ。「今年1年、天まで駆け上るつもりでいます。このまま年末まで駆け抜けられるように大逃げで攻めまくる。少しでも前進前進という気持ちを心がけています。今日は白馬の王子様だけど紅白の白色でもある。今年こそは紅白歌合戦初出場を。一生懸命頑張っていきます」と言葉に力を込めた。

紅白会場のNHKホールには渋谷駅から坂を登っていく。「馬は公道を走れるはずだからホールに馬で駆けつける思いで、いつか実現させたい。紅白に出られなかったらロンリーになっちゃうんで…」。馬車馬のように働いて働いて、年末まで全力疾走する。

◆「馬橋稲荷神社」の名前の由来 神社裏の桃園川の湿地帯を軍勢が通った時、馬を橋代わりにして渡ったので「馬橋」の地名が生まれたという説がある。1479年(文明11)に杉並・中野区近辺で太田道灌と地元の豪族・豊島一族の間で激しい合戦があった。当時、馬を橋代わりに湿地を渡る戦法があった。戦略的に意表を突く奇襲だった。