歌手木村徹二(34)が14日、東京・中央区の日本橋三井ホールで公演「LIVE3+ワン 完売!みなさまのおかげですSP~アイアンファミリーバレンタインに再集結~」を開催した。昨年11月に行った「LIVE3」の追加公演で、約700人が集まった。

大きな拍手と黄色い声援に包まれながら、今月11日発売の新曲「風神雷神」のコンサート初披露で開幕した。

「(ニックネームの)アイアンは自分にピッタリ。アイアンは日本語でいうと『鉄』。鉄はいろいろな形の加工品になる。自分はポップスから演歌までいろいろ歌えるので『アイアン』です」と自己紹介した。

父・鳥羽一郎の「兄弟船」、叔父・山川豊の「流氷子守歌」なども歌唱した。「自分の曲だけでは数が足りないのでカバーを歌わせていただきます。でもカバーは勝手に歌えない。許可を取らないといけないんです。レコード会社や所属事務所、歌手本人に手順を踏んで歌っている。でも自分は身内の2人だから無断でやっている」とファミリーネタでも盛り上げた。

“鳥羽&山川”トークは続いた。「自分は恵まれている。おやじと叔父さんの良いとこ取りなんですよ。おやじは山川さんのことを『あんなに色っぽい低音が出る人はいない』と言う。山川さんも『あんなにハリのある声は兄貴しかいない』と言う。その両方歌えるのは木村徹二ということです」。自慢トーク!? に会場は爆笑と拍手に包まれた。徹二と兄木村竜蔵(37)のユニット「竜徹日記」の「オレンジのアネモネ」は2人で歌唱。竜蔵のソロコーナーもあった。

中盤ではバレンタインデーらしく、恋にまつわる3曲(「恋の予感」「恋におちて」「恋人」)を歌唱。ファンの愛には“愛の歌”で応えた。

大学に入学する際、鳥羽に「1浪してもいいか?」と必死に頼んだら「俺も(鳥羽)一郎だからいいよ」とジョークが返ってきたエピソードも「おやじの生涯唯一の冗談」として披露した。

ソロ、ユニット、カバー曲…歌あり笑いありの約3時間のステージだった。

【松本久】