最近の連続ドラマに欠かせない実力派俳優の佐々木蔵之介(40)が連ドラ初主演することが27日、分かった。10月スタートのテレビ朝日系「ギラギラ」(金曜午後9時)で、ホスト役を演じる。同名漫画のドラマ化で、佐々木はかつて「六本木の王」と称された伝説のホストになりながら引退、会社に勤めたもののリストラされて妻子を守るため昔の世界に舞い戻る役柄。舞台となる店の女性オーナー(真矢みき)とは顔見知りで、妻(原沙知絵)には「工事現場で働いている」と言ってある、訳ありの36歳という設定だ。

 「おもてなしの心」を前面に出す癒やし系ホストが、イケメンホスト(三浦翔平)たちとの競争や闇社会の権力者との対立を通し、ギラギラしていた自分を取り戻す心模様が見どころとなる。佐々木はサラリーマン経験があり、神戸の劇団から俳優人生をスタート。脇役として医師、弁護士、劇団の座長、戦国武将、シェフなどを演じてきた経験が発揮されそうだ。