米人気歌手マイケル・ジャクソンさんの急死をめぐり、米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は4日、捜査関係者の話として、警察などがジャクソンさんに処方薬を投与していた少なくとも5人の医師を捜査対象にしていると報じた。薬の処方が適正だったかどうかなどを調べているという。

 一方、ジャクソンさんの追悼式は7日に行われるが、AP通信によると、1万7500枚の入場券に120万人以上が応募していることが分かった。

 ロサンゼルス・タイムズによると、ジャクソンさんの自宅から見つかった薬の処方せんの名前がジャクソンさん名ではなかったり、通常は張られている使用法などを記したラベルが薬の容器になかったりしており、捜査当局は薬の入手経路も調べている。

 捜査関係者は見つかった薬のうち麻酔薬ディプリバンに注目。強力な鎮静作用があるディプリバンは通常、手術の際の全身麻酔などに使われるが、乱用による死亡例も多いという。

 [2009年7月5日10時55分]ソーシャルブックマーク