28日に乳がんのため死去した歌手川村カオリさん(享年38)の葬儀が31日、東京・千代田区のニコライ聖堂で営まれた。水谷豊、舘ひろし、黒柳徹子、布袋寅泰ら約500人が参列し、最後の別れをした。父親の川村秀(すぐる)さんは、通訳の仕事でロシアにいたが、葬儀開始直後に成田空港から到着した。出棺の際には川村さんの遺影を持っていた。7歳の長女るちあさんは川村さんの顔と体の周りに赤いバラをたくさん置き、参列者の涙を誘った。川村さんと親交が深かった水谷が弔辞を読み「カオリちゃんは1度も弱音をはかなかった。5月5日のコンサート、奇跡だったと思います。とてもそんなことができる状態ではなかったはず。神様からのご褒美だったと思う」と振り返った。

 [2009年7月31日19時47分]ソーシャルブックマーク