人気グループ「EXILE」が所属し、リーダーが社長を務めている芸能プロダクション「LDH」(東京都目黒区)が東京国税局の税務調査を受け、2009年3月期までの2年間で約3億円の申告漏れを指摘されたことが24日、分かった。

 LDHは「見解の相違はあったが、既に修正申告した。詳細については業務内容にかかわるのでコメントを控える」とした上で「所得隠しのような意図的な行為は一切ない」と話している。

 関係者などによると、LDHはEXILEのリーダーHIRO(本名・五十嵐広行)が社長を務める芸能事務所で、若手モデルや歌手ら数十人のマネジメントを行っているが、税務調査で08年3月期と09年3月期の2年間の申告内容について約3億円の申告漏れを指摘されたという。

 民間信用調査会社などによると、LDHはEXILEのメンバーらが出資して02年に作った有限会社が前身となり、03年9月に設立された。グループの人気上昇とともに売り上げを伸ばし、09年3月期売上高は約100億円に上った。

 [2010年3月24日12時18分]ソーシャルブックマーク