歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が示談に応じず、裁判を見据えて準備に入っていることが18日、分かった。海老蔵に殴打されたと主張する元暴走族リーダー、T・I氏が「円満な方向で解決に向かうことを望んでいます」と示談の意向を示し、17日には代理人の藤本勝也弁護士も年内決着を示唆した。しかし、海老蔵側はカリスマ民暴弁護士深沢直之氏の指導のもと示談に応じる気配はなく、裁判も辞さない構えだ。

 また、暴行事件をきっかけに海老蔵バッシング的報道が氾濫したが、示談となれば、そういう報道を認める印象を与えてしまう。裁判で海老蔵に不利な話が出たとしても、長い歌舞伎人生を見越した場合、ここで一気にうみを出す荒療治も必要と見ているという。事件の決着は年を越しそうだ。

 [2010年12月19日6時16分]ソーシャルブックマーク