大川興業の大川豊総裁(49)は22日、同グループのメンバーでお笑いタレントの江頭2:50(45)が20日ごろ、東日本大震災で被災した福島県いわき市に単独で入り、救援物資を届けていたことを明かした。

 大川総裁によると、江頭は震災が発生した11日直後からスーパーなどに交渉し、自腹で水や食料、電池などの物資を大量に集めていたという。移動手段のレンタカーも自ら手配したという。江頭は04年に起きた新潟中越地震時にも救援物資を届けており、その時の経験から「今回の地震でも絶対に孤立している避難所があるはずだ」と大川総裁と話していたという。

 原発事故の問題、道路の規制もあることから、福島県内でも孤立した避難所に物資を運ぶことは簡単ではない現実がある。江頭はそういった地域へ自ら救援物資を届けることを買って出たと見られる。大川総裁は、近いうちに「また救援物資を届けに向かうだろう」とし、事務所としてではなく、あくまで個人の行動だとした。