韓国のガールズグループ、KARAのメンバー5人のうち3人が、所属事務所との専属契約の無効を求める訴えを起こしていた問題で、所属事務所は28日、訴えを取り下げることで3人と合意したと発表した。

 所属事務所は、KARAのメンバー5人との連名で文書を発表し「すべての紛争が円満に解決し、KARAの活動を再開することで合意した」とした。詳しい合意内容については触れられていない。

 メンバー5人のうち4人が1月、所属事務所に専属契約解除を申し出たが、その後1人が申し出を撤回。同月下旬に5人体制での活動を継続することで事務所側と基本合意した。しかし、最終的な合意には至らず、3人が2月に提訴し、グループ解散の危機が指摘されていた。その一方で、日本での活動は継続していた。

 訴訟の理由について、3人は正当な利益を受け取っていなかったことを挙げており、韓国メディアによると、受け取った報酬が1人当たり月14万ウォン(約1万円)ということもあったと主張していた。