俳優杉良太郎(66)が岩手県宮古市で29日、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた三陸鉄道の復興支援イベントに参加した。妻で歌手の伍代夏子(49)と歌手瀬川瑛子(62)、山本譲二(61)、長野五輪スピードスケート500メートル金メダリストでスポーツコメンテーターの清水宏保氏(37)も杉の呼び掛けに賛同。5人全員そろって三陸鉄道宮古駅の1日駅長を務めた。

 イベントは東北鉄道協会が主催する東北ローカル線復興支援キャンペーン「がんばろう!三鉄の集い」で、杉は国土交通省から依頼を受けて参加となった。会場となった宮古駅は開業以来の人出となり、約3000人が集まった。

 イベントの最後には、杉と伍代の夫婦デュエットで「angel~天使を見つけた」を熱唱し会場を盛り上げた。宮古駅関係者によると、同鉄道では電車の正面につけるヘッドプレートを年間30万円で募集しており、それを聞いた杉は、「よく話しを聞いてから前向きに検討します」とし、今後は「杉良列車」が運行する可能性も出てきた。

 また現在は「災害復興支援列車」として宮古~小本間までを運行。震災の影響による駅や橋脚の流失などで被害は100億円以上になるという。